リチウムイオン電池(Li-ion)は、スマートフォン、ノートパソコン、電動工具、電気自動車など、さまざまな電子機器に使用される重要なエネルギー源です。そこで今回は、『リチウムイオンバッテリーの新品と中古は、どういうときに、どちらを選択するべきなのか』について、それぞれ『価格・利用期間・安全性・メーカー保証の有無・環境負荷』についてメリットとデメリットを比較した上で、解説していきます。1.新品リチウムイオン電池のメリット・デメリット新品のバッテリーは設計通りの最大容量を持ち、長時間の使用が可能です。そのため、数年に渡り安定した性能を維持することができます。また、メーカー保証があり、問題が発生した場合に交換対応してもらうことができます。さらに、劣化やダメージがないため、発火や爆発のリスクが低いというメリットを持ちます。一方、中古品と比べると価格が高いことや、新品を生産する際には、資源消費やCO2排出等、環境への負荷が大きいことがデメリットとして考えられます。2.中古リチウムイオン電池のメリット・デメリット中古品は、新品に比べて価格が安いことや、製品を再利用することになるため、環境への負荷が軽減されるメリットがあります。一方、使用済みのため、新品よりもエネルギー容量の低下がみられ、短期間の使用が主な用途となります。すでに劣化が進んでいるため、交換の頻度が高くなる可能性があります。劣化が進んだバッテリーは、発熱や発火のリスクが高いという点がデメリットとして挙げられます。また、中古品には保証がありません。使用状況や劣化度合いにより性能が異なるため、信頼できる供給元から購入する必要があります。劣化診断が曖昧なものが多く、容量がわからないこともあります。3.新品・中古 どちらを選ぶべき?新品を選ぶべき場合長期間使用する予定がある場合安全性を最優先にする場合保証が必要な場合中古を選ぶべき場合短期間の利用や試験用に使う場合予算を抑えたい場合環境への負荷を減らしたい場合リチウムイオンバッテリーの新品と中古についてそれぞれメリット・デメリットを比較すると、上記のようになります。しかし、『長期利用や保証の面で新品を選択したいが、企業として環境への配慮を求められ中古品にしたい』といった悩みをお抱えの方も多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めしたいのは、第三の選択肢である『リパーパスバッテリー』です。4.第三の選択肢『リパーパスバッテリー』の特徴リパーパス(再製品化)バッテリーとは、使用済みEVバッテリーのリチウムイオン電池を再製品化したもので端的には『中古のデメリットを補いながら、新品のメリットが失われていないバッテリー』ということが出来ます。そもそも、使用済みEVバッテリーは、車の電源としての役目を終える際には、蓄電能力は70%ほど残っていることが多く、別の用途ではまだまだ再利用できるものがほとんどです。オークネットでは、その高性能・大容量なバッテリーを再利用したものをご提供することで廃棄物を減らし、資源の節約につながります。また、独自の劣化診断を実施し、使用用途に合わせた最適なバッテリーをご提供するため、中古品ですが安心してご利用頂くことができます。さらに、当社の保証が付帯されており、期間内に問題が発生した場合に交換対応が可能です。つまり、大容量・高性能でありながら、環境負荷は軽減され、劣化診断の実施や保証の付帯がされているという点で、オークネットの『リパーパスバッテリー』は『中古のデメリットを補いながら、新品のメリットを享受できるバッテリー』であるということができるでしょう。5.まとめ新品と中古のリチウムイオン電池にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、当社がご提案するリパーパスバッテリーは新品と中古の良さを兼ね備えた製品です。安全性や保証を重視し、環境配慮も優先できるので「結局どれを選択するべきか悩む」「現在使用している電池の代替ができないか」など、まずはお気軽ご相談ください。この記事をご覧いただいているご担当者様に最適なご提案をさせていただきます。【おすすめ記事】リパーパスについてご興味をお持ちでしたら、是非こちらの記事もご覧ください!リユース、リサイクルに続く話題の環境アクション「リパーパス」とは?https://auc-elt.com/column/Z7kGcwL9