近年、目にすることが増えてきた電気自動車（EV）。そんなEVバッテリーには、日々技術開発が進んでおり、大容量化・高性能化がされています。今回は、日々進化を遂げているEVバッテリーの特徴について解説していきます。1.EVバッテリーは大容量EVバッテリーの容量は、近年の技術革新により、より多くの電力を蓄えることが可能になりました。1回の充電で500km以上の走行が可能な車種（アウディの「Q4e-tron」）も登場しています。また、リチウムイオン電池の改良により、より多くのエネルギーを小型で軽量な形で搭載可能となったほか、全体を小さな部品（モジュール）に分けて、組み立てる方法（モジュール設計）によりバッテリー容量の増減が可能になり、さまざまな用途に対応しています。2.EVバッテリーは高性能EVバッテリーは単に容量が大きいだけでなく、高性能であるともいえます。特に、充電時間は30分以内に80％まで充電可能な物が開発されたり従来のバッテリーも長寿命化し、10年以上の使用に耐えうる設計になっています。また、発熱を抑える冷却システムや、過充電・過放電を防ぐ管理技術も進化することでより安全性能の向上も果たしています。もちろん、リサイクルしやすい設計や、貴重金属であるレアメタルの使用削減により、環境負荷も軽減されています。EVバッテリーは、大容量化と高性能化の両面で進化を遂げており、EVの普及を支える重要な要素となっています。今後も技術革新が進むことで、より効率的で持続可能なモビリティ社会の実現に期待したいですね。【おすすめ記事】EVについてご興味をお持ちでしたら、是非こちらの記事もご覧ください！EV(電気自動車)の仕組みを簡単解説！～電気自動車が走る秘密と使用済みEVバッテリーの活用法～https://auc-elt.com/column/yY6ogNkp